夫婦2人だけの癒しの住まい。庭の反対側は、瀬戸内海の風景が広がります。その対照として施主様から「自然な山の風景がほしい」という要望がありました。眺めるだけではなく庭の中に入っていけるように小路をつけました。あまり主張しすぎないように、さりげない自然な雰囲気作りを心がけ、流れは川ではなく山の湧き水が自然に流れるようなイメージで作りました。住居の2階が玄関になっているため、高低差2m余りのアプローチがあり、3次元的広がりがある庭となりました。
▲住宅の高低差と木々により、外界と遮断することができました。
▲イメージは雑木林の中。広いウッドデッキと庭がつながった、のびやかな空間。緑と共に、風や光を感じられる場所です。
▲門へと続く緑のトンネル小路。左に小さな流れを作り、途中には玄関への分かれ道があります。
▲小路が横切り、門まで向かう。思わず深呼吸をしたくなる空間です。
▲玄関へのアプローチ。
▲山道を歩いた時に目にする、岩肌から染み出した水を表現しました。
▲石彫の水鉢に落ちる水の音も、庭の風景の一部です。越智將人のオリジナル作品です。
▲季節には筍が顔を出します。
▲門から庭。玄関へと上る石積のアプローチ。
▲門から玄関までは、2m余りの高低差があります。3次元的な広がりのある庭となりました。
